防犯カメラが、犯行の瞬間をとらえた。
駐車場に止まった黒いワゴン車に、右下から帽子をかぶった男が近づいてくる。
男はタイヤに何かを押し当てると、すぐに消えた。
空気が抜け、パンクしたタイヤ。
男が鋭利なものでタイヤの横を突き刺し、パンクさせたとみられる。
車の持ち主「会社も行けないし、買い物も行けなくてすごく困っている。怒りの気持ちでいっぱい」
現場は千葉・佐倉市の住宅街で、男が現れたのは28日の午前1時過ぎ。
犯人は、防犯カメラの死角から車に近づき、タイヤに一瞬触れたあと、すぐに同じ道を引き返していった。
この車は、5月3日にも前輪が2本ともパンクしており、その前の日には、フロントガラスにひびが入っていたという。
車の持ち主の夫「(前回は)自然にパンクしたのかなと思い、念のため防犯カメラをつけた」
これまでの人感センサーライトに加え、防犯カメラを設置したところ、今回の犯行が記録されたのだという。
同じ駐車場には別の車も止まっていたが、被害に遭ったのはこのワゴン車だけだった。
車の持ち主「何の迷いもなく、うちを目がけて来て、さっと刺して出ていったので、確実に狙われているんだと思った」、「(犯人に見覚えは?)全然ないです」
女性は、すぐに110番通報し、警察に被害届を提出。
新たな防犯対策として、駐車場にポールとチェーンを設置した。
警察は被害届を受理し、器物損壊容疑で捜査を進めている。
FNNプライムオンライン